ソーシャルレジリエンス実現に
向けた、SDGsへの取り組み
建築と土木の力で社会を守り、未来へつなげる増岡組の理念は、持続可能な開発を目指すSDGsと目的を同じくするものです。私たち増岡組はソーシャルレジリエンスの実現に向け、SDGs17の目標に貢献する取り組みを行なっています。
増岡組のSDGs
環境に配慮した工事現場
コンクリート打継面処理剤の使用により、レイタンス(コンクリート表面の微粒成分)処理時に発生するアルカリ汚濁水を抑制しています。また、高性能コンクリート養生シートの採用で養生散布水を大幅に低減しアルカリ汚濁水が減少します。
排水時にはアルカリ汚濁水をPH中和槽で中和しています。
建築現場では油臭・油膜対策処理剤で油汚染土壌を再処理、改良しているほか、現場には騒音測定・振動測定装置を設置し、工事中の騒音と振動低減に努め、周辺の環境へ配慮しています。
土木現場(コンクリート工事)における
取り組み
建設現場における取り組み
建設廃棄物の低減
解体現場では特定建設資材廃棄物(建設発生木材、アスファルト、コンクリート塊)の分別を高度化し、100%リサイクル可能な施工を実現、建設現場でも分別回収ボックスによる細かな分別回収により、混合廃棄物の削減に努めています。
ICT活用による施工管理と働き方改革
3Dデータの活用、ICT建機での土工、AR(拡張現実)での現地確認、UAV測量など、増岡組はICT導入を積極的に推進。社員への技術教育により施工管理を変革したこれら取り組みにより、令和4年、国土交通省より「i-Construction」大賞優秀賞を受賞しました。
女性技術者の積極的採用
増岡組では女性技術者を積極的に採用、育成しています。現場では女性専用の更衣室や清潔で快適なトイレの設置など、女性に働きやすい職場環境の整備を進めています。
歴史的文化遺産の保全
世界文化遺産である国宝嚴島神社の保存修理工事を担当したほか、福山市の太田家住宅、竹原市の春風館・復古館頼家住宅、呉市の乙女座など建築文化財の保存工事を多く手がけ、地域の文化遺産を次世代に継承しています。
LCC(ライフサイクルコストと
省エネルギー)
建てて終わりではなく、増岡組は最適な修繕と更新計画により建築物の長寿命化を提案しています。また建物の省エネルギー提案により、CO2削減にも貢献しています。
オフィスでの取り組み
オフィスにおいては、高性能空調機器の導入やLED化、さらに最大需要電力を抑える24時間のデマンド監視で消費電力削減に取り組んでいるほか、TV会議システムにより無駄な移動を抑え、多様な働き方を推進しています。
健康管理への取り組み
増岡組は「健康経営優良法人2024」に認定されました。健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を日本健康会議が認定する制度です。増岡組では健康診断から二次検査、健康相談、協会けんぽによる健康指導等を行うことで社員の健康増進に努めています。
地域の生態系保全活動
増岡組環境技術研究所(エコラボ)で、ビオトープ創造による地域の生態系の保全に努めているほか、地域の小学校や幼稚園などで野生のメダカを題材に環境教育を実施。また自然植生による都市緑化「ネイチャーグリーン」の提案も行なっています。
海外人材の技術者育成
海外より技術者候補生を受け入れ、高度な施工技術の経験と学習により技術者として育成しています。また海外技術者候補生育成のため、キルギスにおいて訪日前の日本語学校を開設し、日本語能力取得を実施しています。