CFT造とは、RC造・SRC造・S造に続く
第4の新しい構造システム
CFT造とは、鋼管内にコンクリートを充填した構造形式で、主に柱として低層から超高層建物まで幅広く適用できる新しい躯体システムです。鋼管とコンクリートの特性を十分に引き出すことにより、従来のS造や、RC造、SRC造に比べ、耐震・耐火性能に優れた特性を発揮します。

CFT造4つのメリット
CFT造は、優れた柱剛性や耐火性能を活かして、オフィスや集合住宅、各種複合ビルに活用されています。アンボンド工法やトラス屋根工法等の大架構技術との併用により、用途の特性に応じた無柱大空間が可能になります。
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柱間の拡大は、平面計画や許容性スパンの
自由度が向上します。 -
02
構造的な階高上限の向上や、
高層化への対応が可能となります。 -
03
柱断面のコンパクト化や柱減少により、
有効床面積が増大します。 -
04
無耐火被覆工法の採用により、
柱仕上の多様性と合理化が可能です。
CFT造の相乗効果
鋼管とコンクリートが相互に拘束することにより、在来工法で計算されている加算よりも構造的な性能が増大します。この相乗効果を「相互拘束効果」と言います。コンクリートの均質、密実かつ隙間のない充填と必要な強度発現および鋼管とコンクリートの一体化を保証することで、相互拘束効果を考慮した設計も可能となります。

CFT造の無耐火被覆工法
CFT造柱は、一般的には鉄骨造と同様に耐火被覆を施すことになっています。しかし実験で、加熱により鋼管の耐力は低下しても軸力を充填コンクリートで一定時間保持できることが確認されています。従って、一定の条件下で耐火被覆の取りやめや軽減が可能となり、仕上のコスト削減が可能となります。

CFT造の施工品質
CFT造は、技術難易度が高い施工法が必要となります。その高い施工品質を確保するために、CFT造施工技術ランク制度を運用している(一社)新都市ハウジング協会で、以下の制度を設けています。
- CFT造施工管理技術者の資格試験と登録制度
- 施工者の施工技術力の審査およびCFT造施工技術登録制度
- CFT造の施工技術指導と施工計画の審査
CFT造施工技術ランク認定証
CFT工事における高強度コンクリート等の施工実績、品質管理体制を評価され、一般社団法人新都市ハウジング協会の技術ランク制度により、増岡組はCFT造施工技術ランクBを取得。高度な技術を持った専任の技術者による施工管理で、信頼性の高いCFT工事を行なっています。

CFT造加工実績
医療法人社団 哺育会 浅草病院

- 施工場所
- 東京都台東区
- 建築年
- 2016年
- 用途
- 病院
- 建築面積
- 1,311.60m2
- 延床面積
- 10,725.55m2
- 構造
- CFT造 地下1階 地上8階建
- 免震構法
- 基礎免震
- 病床数
- 136床
ソフト99 東京支店

- 施工場所
- 東京都江東区
- 建築年
- 2013年
- 用途
- 自動車整備工場・事務所
- 建築面積
- 1,378.57m2
- 延床面積
- 5,740.54m2
- 構造
- CFT造 6階建
加須物流センター

- 施工場所
- 埼玉県加須市
- 建築年
- 2009年
- 用途
- 倉庫
- 建築面積
- 1,529.40m2
- 延床面積
- 2,978.40m2
- 構造
- CFT造 2階建
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