清盛神社は、嚴島神社社殿から徒歩5分ほどの松林の続く西松原に建っています。
平清盛公没後770年を機にその遺徳を称えるため、昭和29(1954)年に三翁神社から遷座、創建されました。
今回の保存修理は平成29年1月から9月にかけて、屋根の檜皮葺の葺き替え(銅板水切り、棟木共)、縁や高欄の修繕(檜材)、塗装の塗替え等の工事を行いました。
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施工前
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工事中の素屋根
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完了
屋根工事【檜皮葺】
檜皮葺
ケラバの微妙な曲線の銅板水切りは、直線の部材を現場で職人が軒先の板に合わせながら曲げていきます。頂部の水切り銅板の大きな曲がりは、熱した後に叩いて曲げています。
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檜皮葺
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ケラバ水切の曲がり
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ケラバ頂部