嚴島神社摂社
大元神社本殿 保存修理工事

宮島嚴島神社を西に進んだ大元公園に、摂社大元神社があります。この神社の創建は明確ではありませんが、 墨書に再建されたと記載してある大永三年(1523年)の建立より正式な歴史が始まっています。
今回解体修理を行う本殿の屋根は、他に例のない形態で通称大元葺と言われ、特徴は六枚重三段葺の長板葺きとなっています。平成20年9月より平成22年10月にかけ屋根の葺替と外部塗装塗替の保存修理工事を行いました。

  • 施工前
    2008年(平成20年)9月

  • 工事中の素屋根

  • 完了
    2010年(平成22年)10月

屋根工事

長板葺

  • 修復調査

  • 屋根葺材解体

  • 板葺表流平葺

  • 押縁・銅板取付

外壁工事

矧木

  • 調査・位置出し

  • 彫込み

  • 埋木、削り合わせ

  • 矧木完了

金物

  • 金物の取外し

  • 金物取付(取替)

  • 金物取付

塗替工事

  • 塗装掻き落とし

  • 下地整備木地固め

  • 丹塗 下塗り

  • 丹塗 上塗り